Amazonには現在5種のタブレットが販売されています。Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 8 Plus、Fire HD 10、Fire HD 10 Plusです。
違いはサイズと性能と価格。ここではFireタブレットの選び方と買うタイミングを解説します。結論から書くと迷ったらFire HD 8で良いです。
目次(押したら飛べます)
そもそもFireタブレットとは?
使ってわかったFireタブレットを買ってはいけない人やAmazon FireタブレットとAndroidタブレットの違いを解説。違いはアプリの数にありという記事に書いていますが、FireタブレットはAmazonプライム会員向けのタブレットです。反対にプライム会員じゃないと買う意味はありません。
高性能で何でもできるタブレットを望むならiPadシリーズを選ぶのが無難です。
スペック比較
Fire 7 | Fire HD8 | Fire HD 8 Plus | Fire HD10 | Fire HD 10 Plus | |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 11980円 | 18980円 | |||
セール最安値 | 3280円 | 5980円 | 7980円 | 9980円 | ? |
ディスプレイ | 8インチ | 10.1インチ | |||
解像度 | 1280×800 | | |||
メモリ | 3GB | 4GB | |||
SoC | | ||||
USB端子 | MicroUSB | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
ストレージ | 32GB/64GB | | |||
スピーカー | | ||||
Showモード | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Wifi | a/b/g/n | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
バッテリー | 12時間 | | |||
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 |
重さ | 355g | 465g | 468g |
比較して優れた部分を赤色、劣った部分を青色にしました。
こうしてみるとFire 7が劣っているところが多く見えますね。大雑把ですがFireタブレットの性能差は、Fire HD 10(Fire HD 10 Plus)>Fire HD 8 Plus>Fire HD 8>>>>Fire 7というところでしょう。
ですが、オススメ度はFire HD 8>>Fire 7>Fire HD 8 Plus>Fire HD 10の順。
オススメ順に紹介します。
迷ったらFire HD 8!
迷ったらFire HD 8で良いです。後で詳細に書きますが、Fire HD 8は良くも悪くもFireタブレットらしいです。
- 8980円で安い(セールで最安5980円になったことも)
- 安価なりにUSB-CやWi-Fiのac規格に対応している
- Amazonコンテンツを楽しむことには十分な性能
- 良くも悪くも特徴がない
Fire HD 8はFire7の次に安いモデルながら、
- ステレオスピーカー
- RAM2GB
- USB-C
- Wifi ac対応
と最低限のスペックを備えています。
特に充電端子がUSB-Cなのは良いポイントでしょう。
最近のスマホの充電端子は端子の表裏を気にしないで済むUSB-Cが主流です。Fire HD 8もUSB-Cなのでスマホと同じケーブルを使うことができます。Fire 7はMicroUSBなので、もしスマホがUSB-Cなら違うケーブルを必要としてしまうわけです。ケーブルをを1本にまとめられるのは魅力。
大きさも8インチなので電子書籍を楽しむに良い大きさです。大きさが少し気になればバンカーリングなどを付けると快適に使えます。
ステレオスピーカーなのでプライムビデオやamazon musicにも向いています。つまりAmazonコンテンツを楽しむに最適なFireタブレットといえます。
ただ、表にまとめましたが、他のモデルと比較して大きく見劣りする点もなければ優れるポイントもありません(Fire 7は除く)。Fire HD 8にしかない機能がないのが欠点といえるかもしれません。
性能 | ○ |
電子書籍 | ◎ |
動画視聴 | ○ |
ブラウジング | ○ |
コスパ | ◎ |
- 安いながらも電子書籍、動画が楽しみたい
- ワイヤレス充電に興味がない
という人にはおすすめ
オリジナリティはありませんが、Fireタブレットの中では一番オススメのタブレットとなっています。Fireタブレットデビューにふさわしいモデルです。
Fire 7は最も安くサイズも小さい。但し性能もぶっちぎりで低い
Fire 7は最も安いFireタブレットです。価格は5980円。セール時は3280円にもなるという圧倒的な安さが魅力! もはやタブレットとは思えない値段ですね。そりゃ他のAndroidタブレットが壊滅するわけだ……
ただ、性能Fire 7が圧倒的に低いです。Wi-Fi性能や端子がMicroUSBなのもマイナスなポイント。
この記事(この記事のFire HD 8 2017モデルとFire 7の現行モデルは同じCPU性能)でも書いていますが、ローエンド中のローエンドといっても過言ではないです。Fire7でできることはかなり限られています。
例えばちょっと重めなゲームの荒野行動のプレイや、ブラウジングなどはストレスを感じます。Fire7でのゲームのプレイやブラウジングなどは期待せずに使うべきです。
やれることはAmazonコンテンツオンリーと考えたほうが良いです。アプリを頻繫に切り替えたりせずAmazonコンテンツ、つまりAmazonプライムビデオと電子書籍を楽しむだけならFire 7でも大丈夫です。
ただ、Fire7はスピーカーがモノラルなので音質もあまりよろしくないです。よってAmazonコンテンツ、特に電子書籍中心に使用するという人だけ買うべきタブレットと言えます。
しかし、Fire7の魅力はやはり安さ。セール時最安3280円になるのは安すぎるとしか言えません。あまりに安いので複数台買うのもありですし、子どもに1つ持たせるのもあり。安いので、気を使わずに使用できるのも魅力。iPadのディスプレイに傷が入ったら、ショックを受けますがFire7なら気にならないでしょう。安さを活かした運用ができるのがFire 7の魅力ですね。
性能 | △ |
電子書籍 | ◎ |
動画視聴 | △ |
ブラウジング | △ |
コスパ | ◎ |
- とにかく安いのがイイ!
- 電子書籍リーダーとして使いたい
という人にオススメのFireタブレットです!
Fire HD 8 Plusはワイヤレス充電とAlexaの活用に興味があれば買い! なければ無印で十分
上述した通り、私はFire HD 8とFire HD 8 Plusならコスパの観点から言ってFire HD 8推しです。ただ、ワイヤレス充電とAlexaに魅力を活用したいなら話は別。Fire HD 8 PlusはFireタブレットの中でワイヤレス充電が可能なモデルとなっています。
Fire HD 8 Plusだけ専用のワイヤレス充電スタンドに置くことで、自動的にAmazon Echoのように使用できます。ワイヤレス充電を活かした使い方ですね。
ただ、個人的に気になるのは充電スタンドの値段の高さ。Fire HD 8 Plusとワイヤレス充電スタンドセットの値段は14980円。Fire HD 8 Plusだけなら無印のFire HD 8と2000円差ですが、ワイヤレス充電スタンド込みで考えると5000円という値段の差。
Fireタブレットはコスパが魅力のタブレット。コスパの視点から考えるとこの価格差は悩みどころです。
単体性能で比べるならFire HD 8とFire HD 8 Plusの差はRAMが2GBか3GBという差しかありません。よってやはり私は無印推しです。
ただ、ワイヤレス充電とAlexaに魅力を感じたらPlusもありでしょう。Alexaをフルに活用できる1番のモデルはFire HD 8 Plusになります。
性能 | ○ |
電子書籍 | ◎ |
動画視聴 | ○ |
ブラウジング | ○ |
コスパ | ○ |
- ワイヤレス充電したい
- AlexaをEcho Showモードで使いたい
- RAMが3GB欲しい
という人にオススメ。ちなみにFire HD 8 Plusとワイヤレス充電スタンドはセットで購入したほうが別々に購入するより2000円ほど安いので、購入するならセットで買いましょう!
Fire HD 10とFire HD 10 Plusは性能が高い。ただ、デカく高い
Fire HD 10とFire HD 10 Plusについて書きます。
Fire HD 10(旧モデル)は私の愛用しているFireタブレットです。ただ、人には若干勧めにくくなっています。
性能はFireタブレットの中でもおそらく1番高いです。
ここの記事でも書いてますが、今までのFireタブレットとは思えない性能でストレスに感じることがほとんどありません。Fireタブレットの中ではブラウジングには最適なタブレットです。またカバーとなるキーボードも使えますので、仕事用に使えなくもないです。
しかし、私はそれでもFire HD 8推し。
何故ならFire HD 10はFireタブレットとしてはオーバースペック気味だからです。
Fire HD 10(2019)の性能をベンチマークで検証! Fire HD 10はミドルスペック機の実力を見せた!で書いていますが、Fire HD 10のSoCはSnapdragon625以上Snapdragon660以下の性能です。つまりミドルレンジなのですが、Amazonコンテンツを楽しむにはミドルレンジですらオーバースペック気味なのです。
例えば、Amazonコンテンツ、つまりプライムビデオの視聴やKindle(電子書籍)を読むだけに使うなら、Fire 7やFire HD 8で十分事足りてしまうのです。またここで書いてありますが、Amazonのアプリストアはアプリの数がiOSやAndroidのアプリストアに比べて圧倒的に少ないです。ということはFire HD 10を高性能を必要とするアプリやゲームに活かせないということ。Fire HD 10でなければやれないということがほとんどないということが原状。
あと、Fire HD 10のサイズは大きくKindle(電子書籍)を読むのが少々辛いです。Fire HD 10の背面は滑りやすいのでケースをつけてないと滑ります。電子書籍なら他のFireタブレットのほうが良いと思いますが、Fire HD 10でKindleを読みたい場合はケースやバンカーリングなどをつけるのがオススメです。
やはりFire HD 10の値段は少々高いです。Amazonコンテンツを楽しむだけなら他の安いFireタブレットをオススメします。Fire HD 10をAmazonコンテンツ以外の用途を目的にしている人向けのタブレットといえます。大きさを活かしたブラウジングには最高だと思います。
動画を視聴したいだけならFire TV Stickの購入をオススメしますが、タブレットで動画を視聴したい場合はFire HD 10もあり。Fire HD 10は大きな画面を活用したい人向けのタブレットですね。
性能 | ◎ |
電子書籍 | △ |
動画視聴 | ◎ |
ブラウジング | ◎ |
コスパ | 〇 |
- ブラウジングに使用したい
- なるべく高性能なFireタブレットが良い
- タブレットで動画を視聴したい(Fire TV Stickを持っていない)
- 仕事用に使いたい
人にオススメです!
買うタイミングはセール時!
Fireタブレットは度々Amazonのセールで安くなります。そこで買いましょう。
- Fire 7:5980円→3280円
- Fire HD 8:9980円→5980円
- Fire HD 8 Plus:11980円→7980円
- Fire HD 10:15980円→9980円
が今までのセール時の最安値となります。
セールした次の月に新製品が出る可能性があることにはありますが、Fireタブレットはマイナーチェンジが多いのでそこまで気にせず購入して良いかと思います。
ストレージは少ないモデルで良い。
microSDカードを使えばストレージをカバーできるのでストレージは少ないモデルがオススメです。ストレージの安いモデルを購入し、もしストレージが足りないと感じればmicroSDカードを購入し挿入すれば良いです。その方がコスパ的に良いでしょう。
ケースやフィルムは付けずにガンガン使うのもあり!
Fireタブレットは安いので気を使わずに使えるのが魅力。ケースやフィルムもつけずに使うのもありでしょう。
しかし、物に愛着が沸くタイプならつけても良いかもしれませんし、Fire HD 8 PlusやFire HD 10などの少し高めのモデルならケースやフィルムで守ってあげても良いかもしれません。
ただし純正ケースは高いのでサードパーティー製のケースやフィルムで良いでしょう。
保証も入らず使うのもあり!
ケースやフィルムの話と同じですが、保証は入るとしたらFire HD 8 PlusやFire HD 10などの少し高めのモデルがオススメ。
安いので壊れたらもう1台買うくらいの気持ちで使うのがFireタブレットの良さです。
まとめ
- コスパならFire HD 8
- 安さならFire7
- ワイヤレス充電とAlexaをフル活用したいならFire HD 8 Plus
- 大画面と性能で選ぶならFire HD 10
まとめるとこういった感じです。
この記事を参考に最適なFireタブレットを見つけていただけたらな、と思います。