そろそろiPad miniの新型モデルが発表されそうですね。そこで2019年に発売された現行モデルiPad mini 5の使用レビューを書きます。
iPad mini 5を1年以上使用してきました。その感想はタブレットとしてほぼ完璧ということ。ただし勿論欠点も存在します。その理由を書いていきます。
目次(押したら飛べます)
タブレット選びの選択肢は4択だが実質2択
iPadレビューの前にタブレット選びについて軽く書いておきます。タブレット選びは4択です。
- iPadシリーズ
- Androidタブレット
- Fireタブレット(Amazonが出しているAndroid OSベースのタブレット)
- Windowsタブレット
この4種です。ただし実質2択です。タブレットはiPadかFireタブレットにしたほうが良いです。
高性能なタブレットならiPadシリーズ。安さならFireタブレットです。
Androidタブレットをおすすめできない理由。Androidタブレットはスマホをでかくしただけ
基本的にAndroidタブレットは買わないほうが良いです。iPadの価格に対する性能が高すぎて、Androidタブレットは現状コスパが低いです。
AndroidタブレットはiPadやFireタブレットにない機能がどうしても欲しい場合のみ購入すべきです。具体的に言うと、
- 防水防塵機能
- iPadにないアプリを使いたい
くらいでしょう。ただ、後で書きますが➁のようなことはほとんどありません。むしろiOSのアプリストアのほうがアプリは豊富。
AndroidタブレットはiPadとのシェア争いに敗北し、Androidタブレットを出すメーカーはほとんど絶滅してしまいました。なのでアプリ開発側もAndroidタブレット向けのアプリをリリースするメリットがなく、タブレットで使いたいようなアプリがAndroidのPlayストアには少ないわけです。AndroidタブレットはYoutube視聴用としてしか存在価値がなくなってきてしまっています。
Windowsタブレットはタブレットとして買うと後悔するはず。普通にノートパソコンを買うほうが良いです。
iPad mini 5の良かったところ
iPad mini 5の良かったところを書いていきます。
圧倒的なコスパの高さ! 性能の割に安い
iPad mini 5はiPhone XRやiPhone XSと同じA12 BionicというSoCを搭載しています。こいつがなかなかの高性能!
上の画像がiPad mini 5のAntutu Benchmark ver8のスコアです。現在のハイエンドスマホは60万点近くのスコアを記録していますが、基本的に40万点以上あれば重めの3Dゲームもこなせます。
iPad mini 5は税抜45800円です。iPadは国内で現在販売されているタブレットの中で最も高性能と考えて良いです。それが5万円以下で購入できるのはコスパが高すぎです。
写真編集もiPad mini 5ならサクサク。タブレットだから寝転んで写真編集できます。スマホでもできるのですが操作性はiPadのほうが断然優れています。
ただ単純なコストパフォーマンスとしてはiPad mini 5よりiPad(無印)のほうが優れています。サイズを気にしないor大きいほうが良いなら同じSoCを持つiPad(無印)をオススメします。
FireタブレットやAndroidタブレットよりアプリが充実している
iPad mini 5だけでなくiPad全シリーズにいえますが、iOSのアプリストアはFireタブレットやAndroidタブレットより使えるアプリが多いです。iPadのアプリストアはノートアプリやお絵かきアプリなどタブレットで使いたいアプリが充実しています。
プロのイラストレーターも使うのがiPadシリーズ。スマホではなくタブレットならではのアプリを使いたい場合はiPad一択です!
ブラウジングと電子書籍に最高
これを声を大にして言いたい。
最近大画面スマホが増えましたが、それでもタブレットに比べるとスマホの画面は小さいです。大きくて7インチを超えることはありません。
対してiPad mini 5は7.9インチです。大画面だと何がいいかというとやはりブラウジングと電子書籍! iPad miniってちょうどいいサイズ感なんですよね。画面が大きいにもかかわらず片手で持つことができるというサイズ。
特に小説ではなく雑誌はタブレットのほうが圧倒的に読みやすいです。大きさは正義。大型スマホを持っていてもiPadを購入する意味は十分あります。
10インチクラスのタブレットは動画視聴には向いていますが、電子書籍を読むには少し大きいです。電子書籍なら7.9インチのiPad mini 5が最高のサイズ感をしています。
高性能だから当然ブラウジングで引っかかることもないです。Split View機能などを活かしてTwitterやYoutubeアプリを開きながらブラウジングが可能。
Fire HD 10でもピクチャーインピクチャーを利用し、Youtubeやプライムビデオを視聴しながらブラウジングできるのですが、カクカクと動きが落ちます。iPadなら当然サクサクとした動きのままブラウジングが可能。
Apple Pencilが使える最小の端末!
現行のiPadシリーズはいずれもApple Pencilに対応しています。その中で最も小さいのがiPad mini 5です。お絵描き用なら画面が大きいモデルに越したことはないと思いますが、手帳として使うなら少し小さいiPad miniは最高のサイズ感。
iPad mini 5の微妙だったところ
iPad mini 5の微妙なところを書いていきます。
Apple Pencil第2世代に非対応。Apple Pencil第1世代の充電が面倒で使いたいときに充電切れしている
私のApple Pencilの用途は絵を描くことではなくメモなどを取ること。しかもApple Pencilの使用頻度は高くありません。いわばApple Pencilのライトユーザー。Apple Pencil第1世代はライトユーザーに勧めづらいと感じました。
Apple Pencilは第1世代と第2世代が存在します。iPad mini 5は第1世代に対応しています。第2世代には対応していません。Apple Pencil第1世代の性能自体には満足しています。残念なのはその充電の仕方。
Apple Pencil第1世代の充電方法はiPadに挿すor充電ケーブルで充電するかの2択です。これが本当に面倒!
先ほど書きましたが、私はApple Pencilのライトユーザー。頻繫に使うわけではありません。Apple Pencilは放置していると電池が結構なスピードで減ります。「使いたいな」と思ってApple Pencilを取り出すとApple Pencilが充電切れということが頻発します。
一方、Apple Pencil第2世代はiPad側面にくっつけているだけで充電が可能です。つまりiPad側に電池が残ってさえいればApple Pencilを必ず使えるわけです。
逆にApple PencilのヘビーユーザーならApple Pencil第1世代でも良いと思います。Apple Pencilを頻繫に使うなら充電に気を遣うはず。しかし、私みたいなライトユーザーだと充電が面倒になりApple Pencilを使わなくなることでしょう。
Apple Pencilに興味があるけど明確な目的がない場合はApple Pencil第1世代は購入しないほうが良いです。明確な目的がない人はApple Pencil第2世代対応のiPadとApple Pencil第2世代を購入するべきであると感じました。
アプリ内からデジタルコンテンツ(電子書籍など)を購入できない
これはiPadだけではなくiPhoneも同じ仕様なのですが、アプリ内でデジタルコンテンツ(電子書籍や動画コンテンツなど)を購入できません。例えば、iPadでKindleの電子書籍を読みたければ、iPadのブラウザアプリ(Safariなど)で購入→Kindleで読むか、AndroidスマホやFireタブレットのKindleアプリで購入→iPadのKindleで読む──というどちらかの工程を踏まなければなりません。
FireタブレットやAndroid端末ならアプリ内で購入できます。iPadだと工程が1つ増えてしまうというのは非常に面倒だと感じました。単純に電子書籍を楽しむだけならFire HD 8などのタブレットのほうが良いかもしれません。iPad mini 5は電子書籍を読むだけなら最高なので、こういう仕様は残念ですね。
動画視聴目的には微妙
動画視聴用としてiPad mini 5はオススメできません。
iPad mini 5は下部にしかスピーカーがありません。動画視聴の場合、基本的に横にタブレットを倒して使うと思います。つまりiPad mini 5を横に倒して動画視聴すると左右どちらか片側からしか音がしないということになります。
Youtubeを視聴するくらいなら十分ですが、プライムビデオやNetflixで映画を視聴すると完全に迫力不足。iPadで動画を楽しみたいならiPad Airですが、動画視聴だけならFire HD 10などのFireタブレットのほうがコスパに優れています。
まとめ
iPad mini 5というよりiPadシリーズとしてのレビューを行いました。iPadはタブレットとして最高の性能を誇っています。下手なAndroidタブレットを購入して失敗するのはやめましょう。高性能タブレットを求めるならiPadシリーズ。低価格ならFireタブレットです。
この記事がタブレット選びの参考になれば幸いです。
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