Zenfone Zoom Sを買うと幸せになれる7つの理由。スペックを徹底解説

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いよいよ発売されたASUSのスマホ「Zenfone Zoom S」の魅力を徹底解説します。7つの理由と書きましたが、実際は7つ以上あります。スマホ選びに困ったらZenfone Zoom Sと言える程バランスの良いスマホです。  

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スペックのおさらい

  Zenfone Zoom S
メーカー  ASUS
OS Android 6.0.1
SoC  Snapdragon 625
メモリ  4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ   最大2TB(microSDカード)
ディスプレイ 5.5インチ AMOLED Gorilla Glass 5
解像度 1,920×1,080(フルHD)
カメラ アウトカメラ:1200万画素×2(一つはズームレンズ) インカメラ:1300万画素
バッテリー容量 5,000mAh
SIMカードサイズ  nano SIM×2(1つはmicroSDカードスロットと共用)
重量  170g
Wi-Fi b/g/n
Bluetooth 4.2
価格  59,184円
センサー  GPS(GLONASS、Beidouサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー、ジャイロセンサー、RGBセンサー、
指紋センサー
防水防塵 ×
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
NFC ×
おサイフケータイ ×
急速充電 BoostMaster
インターフェース  USB Type-C(USB 2.0)
備考 Google Drive:100GB(2年間無料) ハイレゾ対応
 

スマホ最高峰のカメラ性能

 
  Zenfone Zoom Sのカメラスペック
メーカー  ASUS
カメラの仕様 アウトカメラ:メインカメラ1200万画素+ズームカメラ1200万画素 インカメラ:1300万画素
焦点距離 メインカメラ:25mm ズームカメラ:59mm
F値 メインカメラ:1.7 ズームカメラ:2.6 インカメラ:2.0
ズーム倍率 メインカメラ:1倍 ズームカメラ:2.3倍(光学ズーム)~12倍(デジタルズーム)
センサー メインカメラ:IMX 362 ズームカメラ:? インカメラ:IMX 214
センサーサイズ メインカメラ:1/2.55 ズームカメラ:1/3.42
AF(オートフォーカス) Tritech+(デュアルピクセル像面位相差オートフォーカス、レーザーオートフォーカス、コンティニュアスオートフォーカス、コントラストAFを組み合わせたASUSのAFシステム)
手ぶれ補正 メインカメラ:4軸光学式手ぶれ補正、3軸電子式手ぶれ補正
画素ピッチ 1.4µm
RAW形式
画像処理エンジン ASUS SuperPixcel Engine
備考 RGBセンサー搭載
 

イメージセンサーはDxOMarkで高得点を出したHTC U 11と同じ「IMX 362」

最近、HTC U 11がDxOMarkでスマホの最高点を叩きだしたと話題になりました。実はZenfone Zoom SのイメージセンサーとHTC U 11のイメージセンサーは同じSony製のIMX 362。スマホの場合、イメージセンサーだけで画質は決まりませんが、一つの判断材料とできそうです。   参考リンクHTC U11 Mobile review: The new DxOMark leader – DxOMark

F値が1.7で暗いところの撮影やボケ味を期待できる

  F値(絞り)は1.7となっていてスマートフォンの中でもトップクラスのレンズの明るさです。F値が低いと写真は明るくできるし、暗所でもシャッタースピードを速く設定できるのでイイこと尽くめ。また、被写界深度が浅くなるのでボケ味も期待できます。

絞り値とは、レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさのことです。絞り値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表されます。 F+数値で表され、F値やFナンバーと呼ばれることもあります。 絞り値を変えると、絞りの開き具合が変わり、レンズを通る光の量が変わります。 絞り値を大きくすると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると、絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。 たとえば、絞り値をF4からF5.6に変えると、レンズを通る光の量は半分に減り、撮像素子上に写る像も半分の明るさになります。 絞り値を変えると、ピントが合って見える範囲も変わります。 絞り値を大きくするほどピントの合っている部分の前後もピントが合っているように見えてきます。 逆に、絞り値を小さくするほどピントの合って見える範囲は狭くなります。 ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」といいます。

デジタル一眼レフカメラの基礎知識より引用

AFが更に進化

元々素晴らしかったZenfoneシリーズのAF機能。それが更に進化した模様。TritechがTritech+へと進化したようです。  
像面位相差AFは、一部のミラーレスカメラやスマートフォンなどで使用され始めたオートフォーカス方式。位相差AFセンサーではなく、像面(撮像面、センサー面)で位相差AFを行う。イメージセンサーに位相差AFセンサーの機能を組み込んでいるため、セパレータレンズと位相差AFセンサーを搭載せずに位相差AFができる。像面位相差AFは、イメージセンサーの画素の中に、像面位相差AFが可能になる位相差画素を離れて配置して組み込むことで実現できる。位相差画素はまず、レンズから入ってきた光を2方向に分ける(瞳分割)。位相差画素の左側半分を使えなくすることで左側から入ってきた光を検出、右側でも同様の検出を行う。その2つの信号を合わせることでズレを検出し、どれだけレンズを移動されるとオートフォーカスを合わせられるかを計算してレンズを駆動させる。位相差画素は、画像生成には使用されない欠損画素になるために、周辺画素から補間される。 (最新は、画質低下がまったくない像面位相差AFや、位相差画素の機能に加えて画像信号が出力できる画素を使った像面位相差AFなどが登場してきている) 富士フィルムの一部のカメラは、位相差画素で検知した画像のズレを映像化したデジタルスプリットイメージという機能を搭載している。

「コントラストAF」「位相差AF」「像面位相差AF」の違い – フォトスクより引用

デュアルカメラでポートレートと望遠が強くなった

広角レンズと望遠レンズ
  まだ追加されていませんがポートレートモードを使用することで人物撮影がはかどりそうです。これはデュアルレンズの恩恵。 望遠レンズも光学ズームは2倍、デジタルズームは12倍までということでかなり遠くまでズームが可能。デジタルズームは画質が劣化するので12倍に実用性があるかは微妙ですけどね。   https://twitter.com/ASUSJapan/status/877049351171751936  

RAW形式で写真を保存可能

Zenfone Zoom SだとRAW形式で写真を保存できます。RAW形式をサポートしているのも最近のハイエンドスマホの特徴です。 RAW(ろー)とは「生」という意味。つまり、まだJPEG(じぇーぺぐ)に現像されていない画像ファイル形式のことです。わたしたちがスマホで撮影している写真は既に現像済みの写真なのです。JPEGだと編集の幅が狭まります。だからカメラ好きの間ではRAW現像は当たり前。カメラ好きには良い仕様となっています。 コンデジでもRAW形式をサポートしているのは高級モデルだけ。Zenfone Zoom Sはコンデジの代用としても使えるかも。  
RAW現像には、JPEGやTIFFでは撮影後に変更できないホワイトバランスや露出、ピクチャーコントロールを使った色表現の設定等を、撮影後でも画質を劣化させることなく変更できるというメリットがあります。

http://imaging.nikon.com/lineup/microsite/capturenxd/jp/about/より引用

 

バッテリー性能は日本発売のスマホでNO.1

上のタイトルはわたしが勝手にそう判断しただけでメーカー(ASUS)が言っているわけではありません。ただ、わたしがただ適当に言っているわけではありません。

5,000mAh、Snapdragon 625、AMOLEDディスプレイの組み合わせは電池持ちにとって最強!

だからです。理由を詳しく書いていきます。

バッテリー容量は5,000mAh

バッテリー容量は5,000mAhと大容量です。通常のスマホのバッテリー容量はせいぜい3,000mAh程度。倍近いバッテリー容量を誇っています。
機種 バッテリー容量
Zenfone Zoom S  5,000mAh
Galaxy S 8 3,000mAh
Xperia XZ Premium 3,230mAh
HTC U11 3,000mAh

Snapdragon625とAMOLEDディスプレイで消費電力は少ない

Zenfone3の電池持ちを徹底レビュー! 動画再生とポケモンGOで検証!で書きましたが、Zenfone3無印も大変電池持ちの良いスマホです。その理由の一つがSnapdragon 625というSoC。Snapdragon 625は非常に省電力性に優れたSoCなんです。 加えてZenfone Zoom Sは有機ELという素材を使ったAMOLEDディスプレイを搭載していて、更なる省電力性を期待できます。 多くのスマホ(Zenfone3無印も)に搭載されているIPS液晶は液晶自体は光らず、バックライトで光を出す仕組みとなっています。一方、AMOLEDは有機ELそのものが光るという仕組み。つまりバックライトが不要なのでバッテリーを消費しないというメリットがあります。 5,000mAh、Snapdragon 625、AMOLEDディスプレイの組み合わせは電池持ちにとって最強の組み合わせと言えます。

充電時間は2.8時間。急速充電に対応

一応、急速充電に対応しています。BoostMasterというASUS独自規格(?)の急速充電。10分の充電で5時間の通話が可能で2.8時間でフル充電可能とのこと。 「充電時間が遅くてイライラする」ということはなさそうです。

性能は優等生

Zenfone Zoom Sの性能は非常にバランスが良いです。大抵の人が不満を持つことなく使える性能となっています。

発色が良いAMOLEDフルHDディスプレイ

AMOLEDディスプレイのメリットは優れた省電力性と発色の良さ。解像度フルHDだから写真も動画も楽しめそう。そのディスプレイを守るのはGorilla Glass 5という最新の強化ガラス。

Snapdragon625とメモリ4GBで困ることはほぼなし

Antutu Benchmarkは6満点オーバーのSnapdragon 625。メモリも4GBあり相当重いゲームをする以外に性能に困ることはないでしょう。Snapdragon 625の性能は以下の記事をご覧ください。   Zenfone3の実力をベンチマークアプリで検証!

大容量バッテリーモデルながらも軽い

初めてZenfone Zoom Sを持った感想が「軽い!」でした。4,000mAhのバッテリー容量のずんぐりむっくりしたPriori 4は168gありますが、Zenfone Zoom Sはスリムなボディながらも170gとなっています。

au回線とDSDSに対応していてMVNOを選べる

au回線に対応していてUQモバイルなどのau系のMVNOのSIMカードも挿すことができます。DSDSにも対応しているから様々なパターンのSIM運用が可能です。    

残念ポイント

こんな魅力たっぷりのZenfone Zoom Sですが弱点も存在します。無理やりわたしが残念だと思う点を探しました(1つ目以外は大した残念ポイントではないです)。

Wi-Fiが5GHz帯に対応していないのは何故

ここだけは本当に残念。これはZenfone3からの明らかな劣化ポイント。6万円近い価格のスマホなのにWi-Fiが5GHz帯のa/acに対応していないのは逆に珍しい。 無線LANとスマホ両方が5GHz帯に対応していると高速通信をすることが可能。2.4GHzだとアプリのダウンロードや更新に時間がかかりますが、5GHzだとあっという間です。6万円近くするのだからWi-Fiは5GHz帯に対応していて欲しかった。これが最大の残念ポイント。

防水防塵やおサイフケータイ機能が欲しい

超高性能は求められていない格安SIM業界ではカメラ性能や防水防塵といった性能に需要があると思います。そういう意味で防水防塵やおサイフケータイ機能があれば魅力になったのに、と感じました。

デュアルレンズを活かせていない印象

手に取ってカメラを使ってみた印象ですが、やはり単焦点モードが甘い印象でした。数分使った程度でしたが、明らかに不自然なボケ具合の写真が撮れてしまいました。デュアルレンズになって改善されたと期待しましたが、残念。ポートレートモードがアップデートで追加されるようですので、アップデートに期待したいです。 今のところ、2眼レンズを活かせているのはライバル機種のHuawei P10シリーズのように思えます。

価格がちょっと高い

これは貧乏人の感想です。5,000円~1万円安ければ良かったのに、と思います。ただ、MVNOのセット販売で安くなる可能性はあります。  

迷ったらコレというスマホ!

本当の弱点はWi-Fiくらいでしょう。カメラ性能とバッテリー性能はスマホ最高性能となっていて非常に実用的なスマホとなっています。スマホ選びに迷ったらコレですよ。   公式 Zenfone Zoom S   公式ショップ Zenfone Zoom S Zenfone AR
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