皆さんがスマホに求めるものとはなんでしょうか。
CPU性能でしょうか? それとカメラ性能?
とにかく値段で決める人もいるでしょうし、画面サイズで決める人もいるでしょう。ちなみにわたしは指紋センサー搭載スマホであることが最低条件です。指紋認証は便利すぎます。
人によって重視する点は違うでしょう。しかし、皆さんが共通してスマホに求めるものがあると思います。それは電池持ちです。
いくら高性能でもすぐバッテリーが0%になってしまってはどうしようもありません。そこでわたしが最近購入したASUSのZenfone3の電池持ちを徹底レビューしたいと思います。
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バッテリー容量は2650mAhで少ない?
Zenfone3のバッテリー容量は2650mAhです。これは他のスマホと比べるとどうなんでしょうか。
機種名 | バッテリー容量 |
Zenfone3 | 2650mAh |
GalaxyS7 Ege | 3600mAh |
Xperia X Performance | 2570mAh |
HTC 10 | 3000mAh |
honor8 | 3000mAh |
Zenfone2 | 3000mAh |
iPhone7 | 1960mAh |
Moto G4 Plus | 3000mAh |
arrows M03 | 2580mAh |
上の表はわたしが個人的にチョイスしたスマホです。比べるとZenfone3のバッテリー容量は少ないように見えます。前モデルのZenfone2より減っています。Zenfone2は去年覇権を握ったSIMフリースマホでしたが電池持ちの悪さをよく耳にしました。そのこともありスペックだけを見るとバッテリー容量に不安を覚える人も多いかと思います。
OSはAndroid6.0 CPUはSnapdragon625
しかし、電池持ちはバッテリー容量だけでは決まりません。例えばOSです。
Zenfone3のOSはAndroid6.0です。6.0には5にはない「Dozeモード」というものがあります。Dozeモードはスリープ時のバッテリーの減りを抑える機能です。だから同じ端末でもOSが違うと電池持ちも違うことがあります。それにCPUのSnapdragon625は前世代のSnapdragonより消費電力が最大35%も低くなっているということ。消費電力はCPUによっても違います。他に消費電力はディスプレイの大きさによっても変わります。ディスプレイが大きければ消費電力も多くなるというわけですね。
長々と書きましたが要するに電池持ちは試してみないとわからないということです。そこで今回の検証ですね。
ただ「一日経ってバッテリーは○○%でした」というのでは具体性に欠けます。ということで動画再生と話題のスマホゲーム「ポケモンGO」で電池持ちを検証してみました。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオではストリーミングして視聴する方法とダウンロードして視聴する方法があります。電波状況に左右されると電池持ちを上手く検証できないと思い両方の方法を試しました。
ストリーミング
まずはストリーミングで。「プリズンブレイク」というアメリカのドラマを三話続けて観ました。明るさと音量はこれくらいで標準画質です。
一話の再生時間は44分。三話で2時間12分。それで100%から何%になったかというと79%でした。1時間で10%というところでしょうか。単純計算で9時間は持つと考えればすごいですね。
ダウンロード
次はダウンロードした後、機内モードで電波に左右されない状況で検証してみました。
視聴したのは「ジュラシックワールド」です。再生時間は2時間4分。明るさなどの条件はストリーミングと同じです。それで結果は、
86%! 素晴らしい結果ですね。これだけしか減らないのであれば一日映画三昧ということも可能でしょう。ちなみにこの後機内モードではない状態で試しましたが84%という結果でした。そこまで差は出なかった印象です。メールやLINEの通知が気になるときは機内モードでなくても良さそうですね。
これらの結果からZenfone3は動画視聴に向いていると言えると思います。スマホを動画視聴に重きを置く方は安心して使用できると思います。
ポケモンGO
このアプリはバッテリーを食い荒らすモンスターです。ネット、3Dゲーム、そして位置情報の使用というバッテリーに大敵の要素を兼ね備えています。一応ポケモンGOのバッテリーセーバー機能は使いました。動画視聴では良い結果を見せたZenfone3ですが、果たして?
60分 | 81% |
90分 | 70% |
120分 | 58% |
150分 | 48% |
180分 | 38% |
上記の結果になりました。1時間で20%程度消費されていますね。4時間はモバイルバッテリーなしでプレイできそうです。
ちなみに90分から120分にかけてのバッテリー消費が少し多いのはわたしが休憩していて、画面をつけっぱなしにしていたためです。ポケモンGOのバッテリーセーバー機能はスマホを下に向けると画面が消灯するというもの。休憩時間はこれを全く活かしていなかったので電池を多く消費する結果となったようです。逆に言うとこの機能を活用できればバッテリー消費を抑えられそうです。
まとめ:Zenfone3の電池持ちは悪くないどころか良い!
動画再生の電池持ちはかなり良く感じました。さすがSnapdragon625といったところ。2650mAhとは思えませんでした。
しかし、さすがにポケモンGOには耐えられなかったという印象です。ただ、ほとんどの機種がポケモンGOを5時間プレイすることができないようなのでここも問題ないでしょう。わたしの主観的な印象ですが、他のアプリ使用でもバッテリーは減らないです。わたしが前に使っていたFREETELの極はバッテリーを気にしてYoutubeなどの視聴を控えていましたが、Zenfone3ではガンガン使えています。
結論は「Zenfone3の電池持ちは良い」です。Zenfone3をガンガン使用していきましょう。
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