Rakuten Miniを半年間じっくりと使用しました。結論から書くとRakuten Miniはメインスマホとしては厳しく、サブスマホとして使うべきだというのが率直な考えです。このレビューを読んでRakuten Miniの購入を考えている人の参考になれば幸いです。
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メインスマホとして使えないと感じたところ
メインスマホとしてRakuten Miniをオススメできない理由を書いていきます。サブスマホとしては優秀でもメインスマホとしては厳しいんですよね。
小さなボディからくる電池持ちの悪さ
私は今まで何台もスマホを使ってきましたが「このスマホはメインスマホとして使えない」と考えたことはありませんでした。メインスマホとして使えない~なんて言うのはスマホオタクの悪い癖で、用途を限ればメインスマホとして使えないスマホは滅多にないと思います。
しかし、このRakuten Miniは別。理由は小さなボディからくる電池持ちの悪さです。私はスマホに関して電池持ちをかなり重視しています。Rakuten Miniのバッテリー容量は1250mAhと通常のスマホよりかなり小さく電池が持ちません。
Pixel 4aの電池持ちレビュー。電池持ちを期待してはダメなスマホ!という記事を書きましたが、Pixel 4aは電池持ちが最新スマホに比べて良くないよ、という程度でメインスマホとして使えないなんてことはありません。Pixel 4aはめちゃくちゃ愛用しています。
一方、Rakuten Miniの電池持ちはきつい。Rakuten Miniを使っていなくても電池が減ってしまう。寝ていて充電器につないでいないと20%とか普通に消費してしまうのは痛い。なんの操作を行っていなくても電池をかなり消費してしまうのはスマホとして欠陥でしょう。充電し忘れたときは地獄です。
電池容量の多いスマホなら楽天モバイルの通信容量無制限を活用してテザリングして他のスマホを使う、といったこともできますがRakuten Miniではそれも厳しい。電池持ちのおかげで使い方の幅が狭まってしまっているところが残念です。1日中バッテリーのことを気にしないといけないのはいただけないです。
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eSIMしか使えないので実質楽天モバイルでしか使えない
Rakuten Miniは当然楽天モバイルから販売されているわけなのですが、eSIMという仕様のおかげで実質楽天モバイルでしか使用できません。
Rakuten Handのスペックレビュー。Felica、スナドラ720Gで2万は安い。という記事にも書いていますが、eSIMというものは日本で普及しておらず、音声SIM契約をしようとするならば楽天モバイルくらいしか選択肢がありません。
私はサブスマホとしてRakuten MiniをIIJmioとeSIM契約をして使用しています。ただ、IIJmioのeSIMはデータSIMのみ。音声SIM契約はできません。
楽天モバイルの回線を今後も使っていくというならばまだ良いのですが、他社に変更する予定のある場合はRakuten Miniを他社と回線契約して使うできないということはわかっておいたほうが良いです。
SIMの観点からもRakuten Miniはメインスマホとしてはオススメできないですね。
カメラ性能は微妙
カメラ性能は微妙だといって差し支えないでしょう。カメラ性能はひと昔前のスマホクラス。夜景だと真っ暗です。
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小さいことのメリットよりデメリットのほうが大きい
最近のスマホが大型化しているには訳があって、コンテンツを最大限に楽しむには大きなディスプレイのほうが良い訳です。ブラウジングに動画視聴や電子書籍、そしてゲームなどにスマホの大画面は適しています。
一方、Rakuten Miniはその流行を逆行する世界最小クラスのスマホ。後述しますが小さいことのメリットは持ち運び以外にありません。ブラウジングに動画視聴や電子書籍、そしてゲームなどに向いていません。
Rakuten Miniを選ぶくらいなら正直Rakuten Handのほうが良いと思います。Rakuten Handもコンパクトなモデルですが、基本性能が優れていながら小さすぎず使いやすいと思います。
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サブスマホとして使うと良い方法
私はRakuten Miniを半年間じっくり毎日使っています。電池持ちが悪いですが、ポケモンGOをプレイしてRakuten Miniを酷使していますよ(笑) 片手プレイしやすくて使いやすいです。上ではボロクソ書いてますが当然Rakuten Miniにもいいところはあります。
Rakuten Miniの良さは携帯性から使いやすさと価格の安さからくる買いやすさ。解説していきます。
おサイフケータイ専用機として使う
Rakuten Miniはおサイフケータイ専用機として活用すると快適に使えるかと思います。Rakuten Miniはおサイフケータイ機能対応スマホとして最小クラスのスマホです。メインスマホを携帯しつつ、Rakuten Miniも携帯することはそこまで苦にはならないはずです。
電池持ち悪い問題もおサイフケータイに限っては大丈夫。おサイフケータイの設定などにもよりますが、おサイフケータイは電源が切れていても使えたりします(チャージとかはできませんが)。なので電池持ちの悪いRakuten Miniでも大丈夫です。
楽天モバイル回線の体験するための端末として割り切って使う
実質0円でバラマキされることの多いRakuten Miniは楽天モバイルの回線を体験する実験機種として使うのも一つの手だと思います。
楽天モバイルの回線に関して不安を持っている人は多いはず。いきなりメイン回線として使うのではなくサブ回線、つまりお試しで使ってみるのをオススメします。楽天モバイルは契約が300万人に到達するまで使用料無料です。契約するだけなら全く損はありません。
そして、お試しで使うなら実質0円セールの対象になりやすいRakuten Miniは最適。実際私はRakuten Miniが実質0円セールのときに購入して、楽天モバイルのクオリティーを知り今はその回線をPixel 4aに移して楽天モバイルを利用しています。
別にRakuten Miniでなくても良いですが、実質0円などのなるべく費用のかからない端末を選んで楽天モバイルのクオリティーを実際に試してみると良いかと思います。
キッズケータイ代わりに使用する
大人がメインスマホとして使うには厳しいですが、子どもにキッズケータイ代わりに持たせる、というのはあり。実際に私の周りでも子どもに持たせたという話を聞きました。楽天モバイルにも一応フィルタリングサービスはありますので、子どもに使わせたくないアプリなどを制限することはできます。ただ、ちょっと使いにくいんですけどね……
まとめ
Rakuten Miniを購入する場合はメインスマホとしてバリバリ使っていくには厳しい理由を書きました。Rakuten Miniのコンセプトは面白いですが、やはり今大型スマホが流行り。大きい分コンテンツを楽しみやすく電池持ちが良い機種が多いです。
Rakuten Miniはサブスマホとして割り切って使って行きましょう。
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