楽天モバイルで販売が発表されていたRakuten Handの価格が発表されました。価格は税込み20000円。「Rakuten UN-LIMIT V」と一緒に申し込むと、最大15020円相当のポイント還元があって実質4,980円で購入できます。Snapdragon 720GとFelicaつまりおサイフケータイ搭載で20000円は安い。ただし、注意する点もあります。スペックを解説します。
- ポイント還元で実質無料
- Snapdragon 720G搭載機で最安?
- 防滴防塵、おサイフケータイに対応
- 有機EL
- 129gとiPhone miniより軽量
- SIMスロットがeSIMだけ
- メインカメラと深度カメラのデュアルレンズで超広角カメラがない
- 電池容量少なめ
- ストレージ64GB、MicroSDカードは使えない
- 解像度はHD
目次(押したら飛べます)
スペック
解像度:HD+ / 720 × 1,520
価格は税込2万円
正直安すぎます。スペックに対してこの価格はやばすぎ。後から書きますが、今後も楽天モバイルと契約を続けていく人の場合はかなりお買い得だと思います。
同時購入でケースもかなり安く購入できます。
Snapdragon 720Gを搭載
Snapdragon 720Gは多くのスマホに搭載されている優秀なSoCです。ベンチマークに関しては記事にまとめていますので、そちらを参考にしてください。
メモリ(RAM)も4GBあり最低限の性能があります。普段使いや軽いゲーム、ブラウジングなどは難なくこなせます。Rakuten Handを触っていて、ストレスを感じることはないでしょう!
おサイフケータイ、防滴防塵対応
Rakuten Handは防滴防塵、おサイフケータイ機能といった人によっては必須の機能をしっかり持ち合わせています。機種変更で元々おサイフケータイ機能を使っていた人もRakuten Handなら大丈夫。
有機ELで画面が美しい
Rakuten Handのディスプレイは有機ELで省エネかつ美しい画面となっています。ただし、解像度は少し低め。この価格帯のスマホで液晶ではなく有機ELなのは珍しい。
指紋認証と顔認証どちらもいける
指紋認証と顔認証どちらにも対応しています。個人的に指が乾燥して指紋認証が通りにくいので、顔認証があるのはありがたく感じます。
Rakuten Handの注意点
Rakuten Handをべた褒めしてきましたが、いくつか注意点があります。
それは楽天モバイルから販売されているオリジナル端末の共通の欠点であるeSIMオンリー、外部ストレージを使えない、という問題です。
eSIMしかない
これは現状きついです。Rakuten HandにはSIMカードスロットがeSIMしかありません。
eSIMのメリットデメリットの解説とオススメeSIM対応スマホの紹介!という記事で書きましたが、今のところeSIMが物理的なSIMに勝るところはありません。Rakuten HandはeSIMしか使えない機種です。楽天モバイルはeSIMを取り扱っていますが、他の通信会社では現状eSIMを取り扱っていません。楽天モバイルとIIJmioくらいなんですね。しかも電話もしたいとなると現状選択肢は楽天モバイルオンリーとなります。
ということはRakuten Handを他社の通信サービスで使う──ということができません。楽天モバイルから他社に乗り換える予定がある場合は注意が必要です。ただし楽天モバイルで使い続ける場合なら全く問題ありません。楽天モバイルならeSIMから物理的なSIMカードへの手数料も無料なのでコストはかかりませんので料金面でも安心。
ストレージが64GBでMicroSDカードが使えないのは不安
楽天モバイルから販売されているオリジナル端末の共通の2つ目の欠点はMicroSDカードが使えないこと。Rakuten Miniは32GBとメインスマホとしてはオススメできない容量ですが、Rakuten Handは64GBとギリギリ使える容量。
Rakuten Handの購入を考えている人は現在使っているスマホのストレージ状況をみて、64GBでも足りるかを考えておいたほうが良いでしょう。
まとめ
まとめますと、
- スナドラ720G、メモリ4GB、防滴防塵・おサイフケータイ対応、有機ELで2万は安い
- eSIM、MicroSDカードが使えないことには注意
- バッテリー容量少なめ? 超広角カメラはない
ことを抑えておきましょう。一番のネックはeSIMしか使えないこと。つまり楽天モバイル から他社に乗り換えがしにくいということです。
逆にいうと楽天モバイルで使っていくならコスパはかなり高いと思います。楽天モバイルの契約を続けていく人にとってはかなりオススメのスマホとなります。