楽天モバイルから発売されたシャープ製スマホAQUOS sense4 plusの電池持ち(バッテリー持ち)を調べてみました。今回はリフレッシュレートを90Hzに設定したときと60Hzに設定したときの電池持ちも調べてみようと思います。一般的にリフレッシュレートを高く設定すると電池持ちは悪くなるといわれています。リフレッシュレートの差で電池持ちを含めて検証します。
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AQUOS sense4 plusのバッテリー容量は約4120mAh
AQUOS sense4 plusのバッテリー容量は楽天モバイルの商品ページによると4120mAhです。最近は4000mAhを超えるバッテリー容量のスマホも増えてきましたが、AQUOS sense4 plusも普通の水準以上のバッテリー容量を搭載しています。
リフレッシュレートとは
90Hzの画面表示と120Hz駆動のタッチ性能高速化で、残像を抑えたなめらかな表示と機敏な操作感を実現しました。 https://jp.sharp/products/aquos-sense4-plus-r/display.htmlより引用
一般的なスマートフォンのリフレッシュレートは60Hzですが、AQUOS sense4 plusのリフレッシュレートは90Hzに設定できます。説明通りなめらかに画面が表示されるので、ゲームのプレイなどに役立ちます。ちなみにアプリを60Hzか90Hzに設定するかは個々に選択できます。
しかし、一般的にリフレッシュレートが上がると電池の消費量が増えると言われています。そこで90Hzと60Hzで電池持ちが違うかも見ていきます。
電池持ち検証
電池持ちの検証は3つのやり方で行います。動画再生、PCMarkのバッテリーテスト、そしてポケモンGOというゲームアプリのプレイです。機種はRedmi Note 9SとPixel 4aと比較していきます。
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動画再生
Abemaというアプリでニュースの生放送を8時間ぶっ続けで流しました。明るさ設定は自動調節。音量は初期設定のままイヤホンを挿して再生しました。
まずは90Hzの場合、
電池残量は64%となりました。かなり良いスコアだと思います。バッテリー持ちのかなり良いRedmi Note 9Sの電池残量が60%、Pixel 4aの電池残量が34%でしたので、これらを上回る結果となりました。
次は60Hzの場合、
67%という結果でした。一応1回目の測定を上回る結果となりました。
ただ、ほとんど変わらなかったので、
「もしかすると90Hzから60Hzに切り替えてもアプリを再起動しなければ設定変更が反映されないのでは?」
と考えて、もう1回測定しました。
結果は65%。またもやほぼ変わらず。
この結果から90Hzと60Hzで電池持ちは変わらない、またはアプリ側が90Hzに対応していないので電池持ちに差が出なかったと推測しています。
PCMark
次はベンチマークの測定でも使ったPCMarkで電池持ちを試してます。
このアプリは電池残量が20%になるまで何時間かかるかを計測します。条件は音なし、画面は自動調節です。
まず90Hzの場合、
16時間12分という結果になりました。
Redmi Note 9S(電池容量は5000mAh)というスマホが17時間というスコア(PCMarkアプリのランキングに書いてあるスコア)なのでそれをわずかに下回るスコア。なので、悪くないスコアかと思います。ちなみにPixel 4aは12時間という結果でしたので、それに比べるとだいぶ上の結果です。
次は60Hzの場合、
18時間44分という結果になりました。この場合、Redmi Note 9Sを上回る結果になりました。
次は60Hzの2回目の計測。これも動画再生のときと同じで、90Hzから60Hzに切り替えたときアプリを再起動せずにPCMarkのバッテリーテストを始めてしまったために。60Hzへの変更が反映されていなかった可能性を考え2度目の計測をしました。
計測結果は17時間。先ほどの計測よりも短くなりました。
リフレッシュレートの変更を含む3度の計測結果は16時間〜18時間となりました。
60Hzにしたことで微妙に電池持ちが良くなっている気がします。
しかし、動画再生テストと同じく、90Hzと60Hzで電池持ちは変わらない、またはアプリ側が90Hzに対応していないので電池持ちに差が出なかったと考えたほうが妥当な気がします。
ポケモンGO
今まで2回の計測はほとんど結果は変わらなかったですし、リフレッシュレート90Hzにアプリ側が対応しているかわかりませんでした。
しかし、ポケモンGOは私が実際プレイしてみて60Hzと90Hzで違いを感じられましたので、おそらくポケモンGOはリフレッシュレート90Hzに対応していると考えられます。もし、対応していなかったらすみません。
ポケモンGOを1時間プレイしたときの電池残量を見てみます。
まずは90Hzの場合、
電池残量は90%となりました。
次は60Hzの場合、
電池残量は91%となりました。ほとんど変わらず。2回の計測からポケモンGOを1時間プレイすると9〜10%バッテリーを消費するとわかりました。ちなみにRedmi Note 9Sは8%、Pixel 4aは16%でした。
電池持ちはRedmi Note 9Sよりわずかに劣る結果になりました。
しかし、ここでもリフレッシュレートで電池持ちの違いがほとんど出ませんでした。
まとめ
AQUOS sense4 plusの電池持ちは電池持ちの良いRedmi Note 9Sとほとんど同等という結果になりました。ただ、実際に使用しての電池持ちの印象はRedmi Note 9SのほうがAQUOS sense4 plusより電池持ちが良いイメージです。今回の検証では画面の明るさ設定を自動調節に任したのですが、自動調節だとAQUOS sense4 plusの画面は若干暗いです。その分省エネだということ。検証でRedmi Note 9Sと同じくらいの結果が出たのはそのおかげなのではないかと見ています。あくまで検証は使用した環境で個人差が出るのでそこはご了承ください。
また、リフレッシュレートの変更による差はほとんど見られませんでした。一般的にリフレッシュレートを高く設定すると電池持ちは悪くなるといわれているのですが…… 私の検証のやり方が悪い可能性があるかもしれません。
もし「私の場合差が出たよ」という方いらっしゃったらコメントかTwitterなどで教えてくださるとありがたいです。
ただ、検証でわかった通り、AQUOS sense4 plusのバッテリー持ちはなかなか良い電池持ちをしているかと思います。バッテリー容量が4000mAhながら5000mAhのRedmi Note 9Sと電池持ちがほとんど差がないのは優秀。ゲームや動画を楽しむにはなかなか良いスマホなのではないでしょうか。
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