Pixel 4aの写真作例と設定を紹介します。意外とスマホの写真作例をのせているサイトが少ないな、と思いのせることにしました。Pixel 4aでどんな写真が撮れるかの参考になれば幸いです。
目次(押したら飛べます)
Pixel 4aのカメラ性能の評価
当サイトのスマホカメラの評価基準です。
- ソフトウェア処理能力(アプリの画像処理性能)
- カメラのレンズ数(広角レンズ、超広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズ、深度計測用etc)
- カメラセンサーサイズ(大きければ画質が上がる)
- レンズ性能(スマホの場合F値や監修カメラメーカー)
- 画素数
- アプリのモードの種類・仕様(RAWを記録できるか等々)
各項目10点満点となります。
この評価基準でPixel 4aの点数は、
- ソフトウェア処理能力(アプリの画像処理性能):10点
- カメラのレンズ数(広角レンズ、超広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズ、深度計測用etc):5点
- カメラセンサーサイズ(大きければ画質が上がる):6点
- レンズ性能(スマホの場合F値や監修カメラメーカー):8.5点
- 画素数:7点
- アプリのモードの種類・仕様(RAWを記録できるか等々):8点
44.5/60点です。ちなみにRedmi Note 10 Proの点数は53点としましたので若干低めの点に見えますが、先ほどの評価基準で書いた通り⑤⑥は直接画質に関わらない要素なのでそこまで差はありません。
①のソフトウェア処理能力は甘めの採点かもしれませんが満点としました。やはり夜景モードの優秀さが採点理由です。夜景撮影能力に関してはハイエンドスマホと並ぶと感じています。
➁の理由はPixel 4aのレンズは広角の1つだけだから。超広角カメラの有無が重要です。
③はスマホとしては平凡なセンサーサイズ。それもそのはずPixel 3、Pixel 4、Pixel 4a、Pixel 5はいずれも同じセンサーを採用しているから。最近のスマホはセンサーサイズも少しサイズアップしている傾向にありますが、Pixelシリーズに関しては数年前のスマホと同じセンサーを採用しているので当然サイズはアップしていません。夜景モードで素晴らしいソフトウェア処理能力を見せる一方でどうしても白飛びが目立ちました。これは小さなセンサーサイズが原因なのかなと感じました。よって低めの6点。
④は意外と悪くないと感じています。1億画素で話題のRedmi Note 10 Proよりゴーストが出にくい傾向があるので高めの採点です。
⑤は1200万画素と平凡なので7点。ただし私はスマホの画素数は1200万画素あれば十分と考えていますのでこの点数は高ければカメラ性能も高くなるというわけではないです。
⑥はカメラモードが多いわけではありませんが、夜景モードでもRAWで記録できるなどなかなか好印象です。せっかくの夜景モードなのにRAWで記録できないとなると残念ですからね。
写真作例
Pixel 4aの作例をのせていきます。Pixel 4aで撮影した写真は多いので3つに分けてのせます。
夜景
上の写真はほとんど全て夜景モードで撮影しています。
Pixel 4aの夜景撮影能力は素晴らしいです。なんといっても夜景モードが強力。その夜景モードの力に関しては、Pixel 4aの夜景モードの作例。圧巻の夜景が撮れるスマホ!で書きました。夜景撮影能力に関してはハイエンドスマホクラスのクオリティーを誇っています。
Pixel 4aの夜景モードは明るく写すということは当然ながら、ノイズを極限まで減らしてくれます。拡大しても質感が残っているんですよね。
上の作例に載せましたが、夜景+2倍デジタルズームでも綺麗です。
例えば上の写真。ちょっと画角を狭めたいなと思えばデジタルズームで画角を変えることが可能です。
デジタルズームだと粗が見えやすいスマホが多い中でPixel 4aはかなり優秀な部類になります。2倍くらいならかなり綺麗に撮れます。
また、天体写真モードも素晴らしい。都会の明るい悪条件でも星をバッチリ写せてしまいます。天の川も撮れてしまうらしいですよ。撮れる環境にないので作例には存在しませんが……
あえていう弱点は白飛びしやすいところでしょうか。一定の明るさがある場所では白飛びを抑えてくれるんですが、光量の少ない場面では白飛びを抑えることより、明るく写すことを優先するというイメージ。
風景
風景というか夜景でも食べ物にも関係ない作例。
昼間の写真だと他機種と比べてそこまで代わり映えしない印象。Pixel 4aに望遠レンズはありませんが、2倍くらいのデジタルズームなら画質の劣化をあまり感じることのない印象です。
ただ、超広角がないので画角の広い画作りはできません。「夜景だとどうせ画質が劣化するから」──と超広角カメラにあまり必要性を感じていませんが、昼間の写真だと超広角カメラでも結構綺麗に写せると思うので、超広角カメラがないのはやはり少し残念。
超広角カメラに必要性を覚えるならPixel 4a(5G)やPixel 5を買わないといけません。
ちなみにオートフォーカスの追従性はなかなか良いです。
食べ物
食べ物に関する作例をのせます。
個人的には食べ物の写真はあまり重視していません。人によって、見た目に忠実な写りを求めたり、色温度が高めの誇張した写りを求めるからです。Pixel 4aはどちらかというと前者でしょう。Pixel 4aは食べ物に反応するモードは存在しません。良くも悪くも見たまんまの写りになります。
ポートレートモードは人以外にも使えて作例通りボカすことができます。
ただ、ストローは認識してくれないことも多々あります。
Pixel 4aのカメラ機能と設定
Pixel 4aのカメラ機能とカメラの設定について書きます。
モードは主に5つ
Pixel 4aのカメラのモードは、
- オート
- ポートレート
- 夜景モード(天体写真)
- 動画(スローモーション、タイムラプスを含む)
- その他(パノラマ、360°写真、Googleレンズ)
です。マニュアルモードはありません。ただし、一応自分で明るさの調整は可能です。
オートモードで暗い場面を感知すると夜景モードを提案してきます。
三脚やスマホスタンドなどでPixel 4aを固定し、夜景モードを選択すると天体写真モードを発動させられます。ただ、かなり暗いところでないと使えません。
カメラ・動画設定
カメラの設定はこんな感じ。やはりRAWを記録できるのがありがたいです。結構デフォルトカメラアプリだとRAWを記録できない機種は多いかと思います。RAWだと編集でいじれる幅が広がるので写真好きな人にとってはRAWの記録は欲しいところ。ここはしっかりとRAWを記録する設定に変更しておきたいところ。
ただし、写真編集とかしないならJPEGだけでも良いでしょう。RAWはデータ量が多いので容量を圧迫します。
ちなみにモーションフォトとはiPhoneでいうLive Photosという機能でシャッターを切る前後を記録してくれる機能です。なので動きのある被写体(人や動物)に向いている機能です。
こんな感じにgifに変換すると楽しいです。
ただ、普通の風景を撮るときには邪魔な機能なので、私は基本的にモーションフォトをオフにしています。ちなみにモーションフォトは完全にオフ、AIが判断して発動、常時発動の3つから設定できます。主に風景を撮影するならオフ、人を撮影するならオンで良いかもしれません。
動画の画質はフルHDと4Kで選択可能。4Kでは60fpsを選択できず30fpsのみです。動画は結構綺麗だと思います。手ぶれ補正は2種類から選択可能。
普通の手ぶれ補正機能に加えて「シネマティック撮影」がなかなか面白いです。速度が50%になり音がなくなりますが、なかなかオシャレに撮影できます。
風景撮影に良さそうな機能です。手ぶれを抑えられているように感じます。
タイムラプスも撮れます。悪くないですが、手ぶれ補正の関係上、歩いてタイムラプスはきつめ。
どちらかというと写真に注目されがちのPixel 4aですが、動画性能も悪くないです。
まとめ
Pixel 4aの写真作例と設定について書きました。今後は他のスマホの写真もどんどんのせていこうと思います。