ZenFone3 Laserが発売。ZenFone3とどう違う?
ZenFone 3 Laserが国内販売されました。前モデルのZenFone 2 Laserは安価なエントリーモデルでしたが、ZenFone 3 Laserは安価ながらもミドルレンジモデル級の性能を持っています。メモリはハイエンドスマホ張りに4GBもあり解像度はフルHDです。ちょっと見るだけではZenFone3無印との違いはわからないかもしれません。というわけでZenFone 3 LaserはZenFone 3とどう違うのか。それを書いていきたいと思います。
ZenFone 3 Laserと無印のスペック比較
項目 |
Zenfone3 Laser |
デザイン |
フルメタルボディ |
OS |
Android6.0 |
SoC |
Snapdragon 430 1.4GHz×4 + 1.1GHz×4 |
メモリ |
4GB |
ストレージ |
32GB |
外部ストレージ |
MicroSD:最大128GB |
ディスプレイ |
5.5型 フルHD
IPS液晶
Gorilla Glass 3 |
カメラ |
アウトカメラ:1300万画素
インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 |
3000mAh |
SIMカードサイズ |
Nano×1(MicroSDカードスロットと共用)
Micro×1 |
重量 |
150g |
Wi-Fi |
b/g/n |
Bluetooth |
4.2 |
価格 |
税込30,024円 |
備考 |
指紋センサー
Google Drive 100GB(2年間無料で利用可能) |
引用元:ZenFone 3 Laser製品ページ
フルメタルボディがカッコいいですね。この価格帯のスマホとは思えません。背面には指紋センサーがあります。画面ロック解除もワンタッチで可能です。
メモリはLaser、SoCは無印
メモリは4GBあります。無印は3GBなのでメモリはLaserが勝っています。メモリが多いとマルチタスクがしやすいです。音楽を聞きながらLINEをしたり、ウェブを閲覧したり──と同時に複数作業をする人には無印よりLaserのほうが良いかもしれません。
しかし、処理能力は無印に軍配。無印に使われているSnapdragon 625はミドルレンジモデル用の最新SoCです。一方Laserに使われているSnapdragon 430はエントリーモデル用の最新SoCです。さすがに無印のほうが性能は高いです。ゲームなどに向いているのは無印でしょう。ただ、逆に言えばゲームさえしなければLaserでも問題ないとも言えます。
LaserはDSDSに対応していない
ZenFone3無印の売りであるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)をLaserは対応していません。厳密に言うと海外では可能ですが、日本ではダメ。ここは注意が必要。
au回線に対応している。だがWi-Fiは少し残念
無印同様Laserもau回線に対応しています。これは嬉しいですね。SIMカードの選択肢が増えます。
ただ、Wi-Fiはaとacに対応していません。対応していればaとacに対応の無線LANルータを使えば高速にデータ通信が可能です。普段ネットをしたりSNSをする分には速さの違いを感じにくいかもしれませんが、アプリの更新などでは結構差を感じるはず。無印はacまで対応していますが、Laserは対応していません。ネットをハードを使う人には無印がおすすめです。
カメラに光学式手ぶれ補正がない
画素数は1300万画素。これは無印に劣りますが、問題なしだと思います。個人的に1200万画素を超えていたら良いかと考えています。レーザーオートフォーカスは無印と同じ性能。これは魅力です。
少し残念なのは光学式手ぶれ補正がないということ。無印の手ぶれ補正はかなり有能なんですよね。これを知っているだけにLaserが光学式手ぶれ補正を搭載していないのは少し残念。ただ、この価格帯のスマホの中ではトップクラスのカメラ性能というのは間違いないです。安くカメラ性能が良いスマホならZenFone 3 Laserでしょう。
関連記事:Zenfone3のカメラ性能をレビュー! 手ぶれ補正とオートフォーカスが最高!
電池持ちは無印と同じくらい。充電時間は長め
バッテリー容量は無印の2650mAhより多い3000mAhです。となると電池持ちもLaserのほうが良さそうですが、公式のスペック表によると基本的に無印のほうがほんの少し電池持ちが良い模様。これは無印のSoCのSnapdragon 625が省電力だからでしょう。無印の電池持ちは悪くないです。それとほぼ同等の電池持ちだと考えればLaserの電池持ちも良さそうです。
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ただ、充電時間は無印よりかなり長いです。無印はわたしの実感でいえば2時間程度で満充電になります。一方、Laserは公式によると3時間であるそう。無印はUSBポートにType-Cを採用していますが、LaserはMicroUSBです。おそらくここで差が出たのでしょうね。
価格はLaserが圧勝
価格差は1万円以上あります。無印も性能を鑑みれば高くはありませんが、手の出しやすさなら圧倒的にLaserですね。MVNO各社も様々なキャンペーンを行っていますし更に安く購入することも可能です。
まとめ:ZenFone 3 Laserはエントリーモデルの中で最強クラス
ZenFone 3 Laserを買って性能で後悔することはないと思います。指紋センサー搭載でメモリも4GBあります。エントリーモデルの中では最上位です。無印に劣る面もありますが、その分手の出しやすい価格になっています。無印とLaserで購入を迷っている人は性能をよく比較して自分に合ったスマホを選ぶと良いかと思います。
公式:ZenFone 3 Laser