AQUOS sense7のカメラ性能をチェック! 夜景撮影能力が劇的に向上した! 

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AQUOS sense7
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ここでは楽天モバイルから発売されたAQUOS sense7のカメラ性能をチェックしていきます。

結論から書くとAQUOS sense7のカメラは前機種のAQUOS sense6から劇的に性能を向上させていて夜景撮影能力に関してはPixel 6a並です。この記事でAQUOS sense7のカメラの良いところと微妙なところをしっかりと書いていきます。

AQUOS sense7のデメリット
  • 超広角カメラはおまけ程度の性能
  • 人の肌や髪の毛を捉えるのが苦手
  • ポートレートモードだとノイズがのりやすい
  • 動画性能が低い
AQUOS sense7のメリット
  • メインカメラが高性能
  • メインの広角カメラの画角が広め
  • 夜景モードがPixel 6a並
  • カメラのモード切り替えがAQUOS sense6に比べて滑らかになった
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AQUOS sense7のスペック・特徴

AQUOS sense7のカメラスペック
メーカーシャープ
レンズ有効画素数 約5,030万画素(標準)CMOS
F値1.9レンズ[焦点距離23㎜相当]
有効画素数 約800万画素(広角) CMOS
F値2.4レンズ[焦点距離15㎜相当]
センサーサイズ1/1.55インチ
カメラモード夜景モード、ポートレートモード、マニュアルモード
RAWの記録×

AQUOS sense7のカメラは広角カメラと超広角カメラの2つでシンプルです。ミドルレンジスマホやローエンドスマホの望遠カメラはコストカットのため低品質になることが多いので、それなら広角カメラと超広角カメラの2つにすることにしたのでしょう。

AQUOS sense7はセンサーが大型化

上にまとめたAQUOS sense7のカメラスペックは一見すると平凡ですが、AQUOS sense7には同価格帯のスマホにはない大きな特徴があります。

それは大きなセンサーです。スマホのカメラの画質に大きく関わるのが、

  • レンズ性能
  • 画像処理能力
  • センサーサイズ

の3つです。センサーサイズが大きければ大きいほどノイズがのりにくく高画質になります。最近のハイエンドスマホではセンサーサイズの大型化がトレンドです。例えばシャープのフラグシップモデルのAQUOS R7は1インチセンサーを搭載しています。

AQUOS R7には及びませんが、AQUOS sense7は1/1.55というかなり大きめのセンサーを搭載しています。大きなセンサーを生かしてポートレートモードに頼らずにボケ味を出すことが以前より簡単になったでしょう。

画像処理エンジンが進化! フラグシップモデルと同等

AQUOS sense7はセンサーが大きいだけはなく、画像処理能力も向上しています。

今回AQUOS sense7に搭載された画像処理エンジンProPix4はフラグシップモデルのR7譲りといいます。センサーサイズだけはなく画像処理能力もしっかりと改善しています。

AQUOS sense7のカメラ性能をチェック!

AQUOS sense7のカメラ性能を作例を交えながらチェックします。

  • メインの広角カメラ、超広角カメラの性能
  • 夜景モード
  • ポートレートモード

などを見ていきます。

メインの広角カメラは一般的なスマホより画角が広い

AQUOS sense7のメインカメラはくっきりとしていて綺麗に写してくれます。

ビルも高精細に捉えます。以前のAQUOS senseシリーズにはないくっきりとした写りです。

麵の透明感も出ているかと思います。

AQUOS sense7のメインの広角カメラには1つ特徴があります。それは画角が少し広いということ。

AQUOS sense7で撮影
Pixel 6aで撮影

上の写真はAQUOS sense7のメインの広角カメラで撮影した写真です。下はPixel 6aのメインの広角カメラで撮影した写真です。AQUOS sense7のほうが広く撮影できているかと思います。

AQUOS sense7のメインカメラの焦点距離は35mm換算で23mmです。対して一般的なスマホ、例えばiPhone 12の焦点距離は26mmです。一般的なスマホより画角は3mmほど広いです。

画角が広いことは必ずしも長所ではありません。しかし、後述しますがAQUOS sense7の超広角カメラの性能は低いので、メインの広角カメラの画角が広いことで超広角カメラの低性能をある程度カバーできているかと思います。

2倍ズーム

2倍ズームで撮影してみました。元の画角が広い分、ズームしても劣化を抑えられているように感じます。AQUOS sense6では望遠カメラが搭載されていましたが、AQUOS sense7では搭載されていません。しかし、メインカメラのデジタルズームで充電であるように感じました。

AQUOS sense7のメインカメラは高性能のように感じます。ただしAQUOS sense7は若干HDR性能が低いように感じます。明暗がはっきりと分かれているシチュエーションをAQUOS sense7は苦手としているようです。

AQUOS sense7は白飛びを抑えることを優先する傾向にあります。その結果写真が若干暗くなることがあると感じました。

超広角カメラはおまけ程度の性能

AQUOS sense7の超広角カメラの性能をチェックします。AQUOS sense7の超広角カメラはメインの広角カメラに比べて性能がガクッと落ちます。

上の写真は夕暮れに近づいているときの写真です。そこまで暗くないのですが、地面にはノイズがたっぷりとのっています。

またAQUOS sense7の超広角カメラでは夜景モードが使えません

AQUOS sense7のメインカメラで撮影
AQUOS sense7の超広角カメラで撮影
AQUOS sense7のメインカメラで撮影
AQUOS sense7の超広角カメラで撮影

上の写真をご覧いただければわかるかと思いますが、超広角カメラでは夜景を綺麗に写すことはできません。メインカメラでは白飛びを抑えながら明るく高精細に写せていますが、超広角カメラでは白飛びを抑えることは厳しいです。

AQUOS sense7の超広角カメラは綺麗に写すために使うのではなく、記録用と割り切って使ったほうが良いでしょう。

夜景モードは性能超アップ! Pixelのaシリーズに近づいた!

AQUOS sense7のカメラを使って一番良いと感じた点は夜景撮影です。私はPixel 6aを愛用していますが、AQUOS sense7の夜景撮影能力はPixel 6aに迫っているかと思います。

全てメインカメラで撮影しています。AQUOS sense6やAQUOS sense4 Plusを持っていましたが、恐ろしい夜景撮影能力の向上に思えます。

特に暗いところの明るさを持ち上げる能力に長けています。

上の写真はかなり暗い場面で撮影しましたが、肉眼以上に明るく写すことができています。この能力はPixelシリーズにも匹敵しているかと思います。

ここから少しAQUOS sense7とPixel 6aの夜景写真を比較します。

Pixel 6aはミドルレンジスマホとしては夜景撮影が長けているスマホです。Pixel 6aと比較することでAQUOS sense7の夜景撮影能力がわかるかと思います。

AQUOS sense7で撮影
Pixel 6aで撮影
AQUOS sense7で撮影
Pixel 6aで撮影
AQUOS sense7で撮影
Pixel 6aで撮影

いかがでしょうか。両機種ともになかなか良い写りではないでしょうか。拡大するとPixel 6aのほうが質感が良いように感じますが、そうしない限りは同等のように感じます。AQUOS sense7のほうが白飛びを抑えるのは得意な分、ぱっと見だとAQUOS sense7のほうが勝っているかもしれません。

ポートレートモードはノイズが入りまくり。実用性はない

AQUOS sense7はカメラモードの切り替えなどが前機種より良くなり、カメラアプリの使い勝手が良くなりました。ただし、ポートレートモードは処理が遅くストレスを感じます。

ポートレートモードで撮影

下のTwitterの作例を見ていただければわかるかと思いますが、AQUOS sense7のポートレートモードは処理が遅く使い勝手が悪いです。また、オートモードではノイズ処理してくれる場面でポートレートモードはノイズ処理してくれないイメージです。ポートレートモードで人を撮影するとノイズがたっぷりとのります。

アップデートでもこない限りAQUOS sense7のポートレートモードで人を撮影するのはおすすめできません

下のTwitterでの比較が一番わかりやすい例です。

AQUOS sense7の動画性能をチェック!

AQUOS sense7の動画性能をチェックしました。結論から書くと、

  • 明らかに動画性能が低い
  • 手ぶれ補正が弱い
  • 手ぶれ補正が効くと画質が落ちる

といった感じで動画性能には期待してはいけません。

AQUOS sense7の動画撮影スペックに落とし穴あり

下に簡単なAQUOS sense7の動画撮影スペックをまとめました。

AQUOS sense7の動画スペック
解像度フルHD
フレームレート60fps
手ぶれ補正あり
カメラモードタイムラプス、スロービデオ、マニュアル

解像度はフルHDまでで4K動画は撮れません。フレームレートは60fpsと30fpsで選べます。

しかし、フレームレートを60fpsに設定すると手ぶれ補正がオフになります。フレームレートを

60fpsに設定しAQUOS sense7を手持ちし歩行しながら撮影した動画が下のTwitterに載せています。

手振れがひどいので60fpsだと移動しながらの撮影は厳しいです。

手ぶれ補正オンだと明らかに画質が落ちる

AQUOS sense7で手ぶれ補正をオンにしたければ3ofpsに設定するしかありません。しかし、AQUOS sense7の手ぶれ補正は性能が低いです。

下のTwitterの動画は手ぶれ補正をオンにして撮影しています。ライトの部分を見ていただければわかりませんが、映像が歪んでいるような印象を受けます。

普通に撮影するなら値段相応の動画性能

手ぶれ補正がひどいですが、自分が動かないならばそこそこの動画は撮影できます。AQUOS sense7で動画撮影する場合は端末をしっかりと支えて撮影できる環境が大切です。

まとめ:夜景撮影性能が劇的に向上! もう少しで国民機!

AQUOS sense7のカメラ性能をチェックしました。まとめると、

  • 広角カメラは画角が少し広い。ただHDRは弱め
  • 超広角カメラはおまけ程度の性能
  • 夜景撮影能力はPixelシリーズ並みに向上
  • ポートレートモードが残念。ノイズがのり気味
  • 動画性能は低い

となりました。

私はPixel 6aを愛用していますが、AQUOS sense7のカメラがPixel 6aを上回る場面があることには驚きました。大きなセンサーと進化した画像処理エンジンの力を感じました。AQUOS sense6とは雲泥の差ですね。

しかし、改善の必要なところもあります。ポートレートモードの処理が遅いことやノイズがのりやすいことは大きな弱点。ポートレートモードを使いたいという人は注意が必要です。

ただし総合的に見ればミドルレンジスマホの中ではトップクラスのカメラ性能と言えるかと思います。大きなセンサーサイズの力を手軽に感じたい人はAQUOS sense7がおすすめです。

ここでは載せていない写真をGoogleフォトにアップロードしています。もっと写真を見たい人はチェックして見てください。

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