ドコモから出る実質648円スマホ「MONO」は格安スマホを脅かす?

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ドコモから同社初のオリジナルスマホ「MONO」の発売が発表されました。なんと端末価格は648円。スペックもそこそこ良いです。ここまで安いと格安SIMでなくてキャリアスマホでも良いかと思いますが──。  

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MONOのスペック

項目 MONO
OS Android6.0
SOC Snapdragon617
メモリ 2GB
ストレージ 16GB(MicroSDカードは128GB)
ディスプレイ 4.7型 HD
カメラ アウトカメラ 1330万画素 インカメラ 490万画素
バッテリー容量 2440mAh
重量 138g
Wi-Fi b/g/n
備考 防水防塵 ハイレゾ
SOCはデュアルSIMスタンバイ対応で人気のSIMフリースマホMoto G4 Plusと同じ。Antutu Benchmarkだと45000程。メモリは合格ラインの2GB。解像度はHD止まりですがディスプレイがそこまで大きくないので十分でしょう。カメラも画素数だけで言えばハイスペックスマホと同じ。これでiPhone7で話題の防水防塵も備わっていて648円。 「こんなに安いならSIMフリースマホに格安SIMを挿さなくてもいいんじゃない」ってなりそうですが──。  

結論から言うとSIMフリースマホに格安SIMのほうが安い

キャリアが高いのは通信費。いくら端末価格が安かろうと通信費が高いならトータルで高くついてしまいます。ざっくりした計算ですが安いプランでも電話代で約2000円、データ定額で約4000円、そしてSPモードで約300円。合計で6000円は月々にかかります。12ヶ月以内に機種変更すると違約金が発生するので、1年間使うとして6000×12+648で72648円。 対してデュアルSIMスタンバイ対応のMoto G4 PlusでドコモのSIMと格安SIMを併用するとします。ドコモSIMで通話、格安SIMでデータ通信するという形です。ドコモの安い通話プランで約2000円、SPモードで約300円。しかし、格安SIMだと1000円~でデータ通信可能です。 合計で3300円。1年間使用として3300×12で39600円。それにMoto G4 Plusの端末価格を足すと72400円。さほど変わらないように見えますが、この時点で同じくらいということは使えば使うほど差が出るということ。端末価格の安さだけで飛びつくと後悔することになるかも。  

初期費用がほとんどかからないのは魅力

とはいえ初期費用がかからないのはグッドです。SIMフリースマホの弱点は端末購入という初期費用。割賦という手もありますが一括払いより高くつきます。なるべくやりたくありませんよね。その点MONOの端末は648円ですからね。懐が寂しいときにはありがたいでしょう。  

MONOのスペックの特筆点と不安点

防水防塵とハイレゾ対応は魅力

MONOの防水防塵は魅力。防水規格はIPX7。常温の水の水深1メートルのところに30分放置しても大丈夫というもの。雨の日にスマホをいじっても、お風呂でスマホゲームをしても大丈夫そうです。ハイレゾ対応も音楽好きには嬉しいでしょう。  

キャリアスマホには多いワンセグ、おサイフケータイがない

キャリアスマホでiPhoneを選ばない人はその理由にiPhoneがワンセグやおサイフケータイに対応していなかったことがあると思います。MONOにはそのAndroidスマホの特長と呼べるこの二つがありません。スマホにワンセグやおサイフケータイが必須という方にはMONOは合っていないと思います。それに最近流行りの指紋センサーがないのも少し痛いかなあ。  

まとめ:スペックは十分、特徴を踏まえて使用すれば良いスマホ

色々書きましたがスペックは普段使いする分には十分です。スマホはLINEやネット閲覧に重きを置き、防水防塵が欲しいという方には良いスマホだと思います。MONOの購入で迷っている方はトータルの費用を計算し、MONOが自分に合っているか考えて購入しましょう。   ドコモ「MONO」製品ページ  
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