Redmi Note 10 Proをじっくりと使用しました。Redmi Note 10 Proを使って感じたことはおサイフケータイ機能非対応を除けばほとんど完璧なスマホじゃないかということ。Redmi Note 10 Proの実機レビューをお届けします。
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目次(押したら飛べます)
Redmi Note 10 Proのスペック
Redmi Note 10 Proのスペック | |
---|---|
OS | MIUI 12 (Android 11準拠) |
SoC | Snapdragon 732G |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
外部ストレージ | 対応 |
ディスプレイ | サイズ:6.67インチ 材質:有機EL 解像度:2,400 x 1,080 FHD+ フレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:240Hz |
重量 | 193g |
バッテリー容量 | 5020mAh |
カメラ構成 | アウトカメラ:1億800万画素広角カメラ+800万画素超広角カメラ+500万画素マクロカメラ+200万画素深度カメラ インチカメラ:1600万画素 |
おサイフケータイ機能 | 非対応 |
防水防塵 | IP53(生活防水程度でお風呂では使えないレベル) |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 |
対応バンド | FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 66 TD-LTE:38 / 40 / 41 ドコモ、au、ソフトバンク、楽天回線使えます! |
SIM構成 | nanoSIM×2(microSDカードと同時に使用可能) |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz |
価格 | 34800円(税込) |
Redmi Note 10 Proの同梱物と外観
Redmi Note 10 Proの同梱物と見た目を紹介します。
同梱物は普通のようで充実しています。
Redmi Note 10 Proは33W高速充電に対応しているスマホです。同梱されているACアダプタは33W急速充電対応のものです。昨今のスマホは同梱物を減らす方向のようですが、付属のアダプタで高速充電できるのはありがたいです。
Redmi Note 10 Proはフィルムが貼られた状態で入っています。
またTPU素材のケースも入っていますので、初期費用がかからないのは素晴らしいです。
側面はこんな感じ。
上部にイヤホンジャックがあります。
スピーカーは上部と下部に1つずつあります。
カメラはすごく出っ張っています。先述した通り付属のケースでも保護しきれていないので、気になる方は他にケースを買う必要があります。
ディスプレイの質も上等です。同じ有機ELディスプレイでもPixel 4aは若干黄色がかっていましたが、Redmi Note 10 Proにはそのようなことがありません。
同価格帯のスマホと一線を画す質感があります。
トリプルスロットなので2枚のSIMカードを挿しているところにMicroSDカードも使えます。
Redmi Note 9SとRedmi Note 10 Proを並べてみました。Redmi Note 9Sのギラギラした見た目も嫌いじゃないですが、万人受けするのはRedmi Note 10 Proでしょう。ちなみにRedmi Note 9Sより重量が16gも軽量になったことでだいぶ軽く感じます。スマホの16gの違いは大きいですね。
ちなみにプリインストールアプリはこんな感じです。
Redmi Note 10 ProのメーカーのXiaomiとは?
レビューの前に軽くXiaomiのことに関して触れておきます。ガジェット好きにはお馴染みの企業ですが日本の一般的な人にとっては聞き馴染みのない企業だと思います。
Xiaomiはシャオミと読みます。中国の企業です。2020年第4四半期のスマートフォン出荷台数において、世界で3位にランクインしている勢いのある企業です。2020年からは日本でもスマホを販売しています。
特にSIMフリースマホ「Redmi Note 9S」は2万円台のスマホとは思えない性能を誇り話題になりました。
スマホ以外にも、
ワイヤレスイヤホンや、
スマートバンドなども販売しています。私は持っていませんが空気清浄機なども販売しています。
中国の企業だと「品質は大丈夫?」と思う方もいるかと思います。しかしそれは杞憂です。スマホ業界では海外企業のほうが日本企業よりスマホのクオリティーが高いです。他の製品だと日本製が良いかもしれませんが、少なくともスマホ業界においては海外企業>>>>>>日本企業というのが悲しい現実です。日本企業だとSonyのみ独自路線で頑張っていますが、他の企業は海外だと全く太刀打ちできていないのが現実です。
海外企業でも特に中国企業の勢いがすごいです。Xiaomiの他にOPPO(オウガジャパン)という企業が日本でもシェアを伸ばしています。その理由の1つがコスパです。高品質な上に安いんです。
もし中国企業だから品質が不安と考えている人は安心してもらって大丈夫だと思います。
Redmi Note 10 Pro(Snapdragon 732G メモリ6GB)のベンチマーク
Antutu Benchmark、Geekbench5、PCMark、3DMarkという有名どころのアプリを使用しました。
Antutu BenchmarkはVer9になって少し点が上がる傾向になったようですが、それでも33万点というスコアはRedmi Note 9Sより少し上。SoC(スマホの頭脳)がSnapdragon 720GからSnapdragon 732Gへと上がった効果が出ているようです。私の持っているRedmi Note 9Sはメモリ4GBなのですが、メモリ4GBだとAntutu Benchmarkのテストを完走できないということがありましたが、Redmi Note 10 Proはメモリ6GBなので無事に完走できました。メモリ4GBと6GBの差は大きいですね。
Redmi Note 10 Proの良かったところ
Redmi Note 10 Proのカメラ性能は同価格帯で抜きん出ている
Redmi Note 10 Proのカメラスペック | |
---|---|
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
レンズ | 広角:1億800万画素 f/1.9 超広角:800万画素 f/2.2 マクロ:500万画素 f/2.4 深度:f/2.4 |
センサーサイズ | 1 /1.52型(広角カメラ) |
カメラモード | 写真 プロ ビデオ ポートレート 夜景 108M ショートビデオ パノラマ ドキュメント Vlog スローモーション タイムラプス デュアルビデオ 長時間露光 クローン |
RAWの記録 | 対応(プロモードのみ) |
Photoshop Camera | 非対応 |
Google Camera | 一応対応 |
Redmi Note 10 Proのカメラ性能は詳しくは違う記事にまとめておりますので、そちらをご覧ください。
Redmi Note 10 Proは1億画素のメインカメラの他に超広角、マクロ、深度カメラがあります。特に良いのがマクロカメラです。Redmi Note 9Sのカメラ性能も良かったですが、夜景撮影能力とマクロ撮影能力でカメラ性能をスペックアップさせた感じです。
日本国内で販売されている4万円以下のスマホでおそらくトップのカメラ性能をしています。
後ろのボケが良い感じ
ディスプレイ性能の良さ
写真撮影していて気づきましたが、Redmi Note 10 Proのディスプレイ性能は良いです。明るい中でカメラ撮影をしていて画面が非常に見やすかったです。同じ有機ELディスプレイ搭載のPixel 4aだと輝度を上げても画面が見づらかったのですが、Redmi Note 10 Proだと大丈夫でした。
明るい場面でも視認性の良いディスプレイです。
同価格帯スマホ最高の質感
Redmi Note 10 Proの質感は私の使ってるどのスマホより良いです。個人的にスマホのデザインや質感は優先度が低めです。スマホはアクセサリーではないのでデザインより性能です。しかし、Redmi Note 10 Proの性能も高いです。それならデザインが良いことに越したことはないです。
画面占有率も高いです。パンチホールもRedmi Note 9Sより地味に小さくなっています。
この質感はハイエンドスマホに全く負けていません。
電池持ち良し・充電速度も高速!
Redmi Note 10 Proは33W高速充電に対応。iPhone 12は20Wという充電速度なのでかなり速いということがわかるかと思います。30分で30%から78%まで充電できました。
リフレッシュレートを60Hzに設定したときに限ってですが、電池持ちもかなり良いです。ゲームをずーっとしていてもなかなか減らない。私はPixel 4aを愛用していますが、圧倒的にRedmi Note 10 Proのほうが電池持ちが良いです。
DSDV機能を利用している人にとってデュアルアプリとセカンドスペース機能は便利
Redmi Note 10 Proではデュアルアプリとセカンドスペースという機能が使えます。
DSDV機能使っていてLINEアプリも2アカウント使いたい、ゲームのサブアカウントを1台のスマホで作りたいなんて考えている人にこれらの機能は最適です。
Redmi Note 10 Proの微妙だったところ
使っているとスペックだけではわからないイマイチなところが見えてきます。Redmi Note 10 Proの微妙に感じたところも書いていきます。
Redmi Note 9Sほどのコスパを感じない
Redmi Note 10 ProはRedmi Note 9Sに比べると一般ユーザーにとっての長所が少ないな、と感じています。
Redmi Note 9SからRedmi Note 10 Proになってスペック的に良くなったところとして、
- Snapdragon 720G→Snapdragon 732G
- メインカメラ4800万画素→1億800万画素
- 液晶ディスプレイ→有機ELディスプレイ
- モノラルスピーカー→ステレオスピーカー
- リフレッシュレート60Hz→リフレッシュレート120Hz
- 防塵機能非対応→生活防水対応(IP53)
- 重量209g→193g
この7点が挙げられると思います。唯一悪くなったところは価格が上がったこと。
5000円で7項目もスペックアップしたのはすごいと思います。しかし申し訳ないのですが、Xiaomiの価格破壊に慣れてしまって34800円が高く感じました。次の項で詳しく書くのでここではあまり書きませんが、おサイフケータイ機能さえ付いていれば34800円で納得でした。Redmi Note 10 Proの価格発表前にXiaomiの公式Twitterで価格当てクイズの企画を行っていただけにもう少しインパクトのある価格にしてくれると期待してしまいました。
個人的には①から⑥の1つ──例えば高リフレッシュレートを削って、Redmi Note 9Sのメモリ6GBと同じ29800円のほうが良かったと感じています。正直、Redmi Note 9SからRedmi Note 10 Proに慌てて買い替える必要はないかと思います。
おサイフケータイ機能が欲しいならAQUOS sense4シリーズかRedmi Note 9Tのほうが良い
これさえあればと感じています。Redmi Note 10 Proのスペック的な欠点はおサイフケータイ非対応にあります。おサイフケータイ機能に非対応なこと以外はRedmi Note 10 Proのスペックは素晴らしいです。おサイフケータイ機能がいらないならRedmi Note 10 Proはイチオシの機種です。ただし、おサイフケータイ機能が必須or欲しい人には違う機種も候補に上がってきます。
価格 | おサイフケータイ機能 | カメラ構成 | SIM構成 | |
---|---|---|---|---|
Redmi Note 10 Pro | 34800円 | × | 広角+超広角+マクロ+深度 | nanoSIM×2 |
AQUOS sense4 | 35900円 | ○ | 広角+超広角+望遠 | nanoSIM×2 |
AQUOS sense4 lite | 32800円 | ○ | 広角+望遠 | nanoSIM+eSIM |
AQUOS sense4 plus | 43800円 | ○ | 広角+超広角+マクロ+深度 | nanoSIM×2 |
Redmi Note 9T | 21800円 | ○ | 広角+マクロ+深度 | nanoSIM |
正直はおサイフケータイ機能非対応を除けば上で挙げた機種にRedmi Note 10 Proはスペック的に完全に勝っていると思います。Redmi Note 10 Proにおサイフケータイ機能があれば万人にRedmi Note 10 Proを勧めることができていました。
しかし、Redmi Note 10 Proにおサイフケータイ機能はなかった。これによりおサイフケータイ機能が必須な人にはRedmi Note 10 Proは勧められません。ここが惜しい!
同スペック帯のスマホに比べて動作が弱点重い
XiaomiはAndroid OSをもとに独自にカスタマイズしたOS「MI UI」を採用しています。こいつが若干重い印象です。
私はあまりカスタマイズされていないスマホのPixel 4aやAQUOS sense4 plusという機種を使っているのですが、Redmi Note 10 Proはそれらに比べて若干動きが重いと感じています。
Redmi Note 10 Proは使う前はかなり高性能見えていましたが、使ってみた操作感としてはPixel 4aやAQUOS sense4 plusのほうがサクサク動いているという印象です。
デュアルアプリやセカンドスペースといった機能に興味がない人の場合はPixel 4aやAQUOS sense4 plusのほうが操作性は良く感じるかと思います。
ミドルスペックに120Hzの高リフレッシュレートは微妙
Redmi Note 10 Proを触っていて1番残念に感じたことに高リフレッシュレートによる「ヌルヌル感」を感じなかったことがあります。Redmi Note 10 Proのリフレッシュレートは120Hzですが、90HzのAQUOS sense4 plusよりも高リフレッシュレートの恩恵を感じなかったです。
そもそも私は高リフレッシュレートに鈍感なタイプ。その私もAQUOS sense4 plusの90Hzに関しては高リフレッシュレートの恩恵を感じることができました。だから高リフレッシュレートの設定でAQUOS sense4 plusを使っていますが、Redmi Note 10 Proに関してはリフレッシュレートを60Hzにしました。
そういえばTwitterとかネットで「Redmi Note 10 Proのヌルヌル感たまらん」みたいな書き込みをあまり見なかったのはおそらく多くの人が120Hzのはずなのに滑らかさを感じていないからではないでしょうか。
なぜRedmi Note 10 Proは高リフレッシュレートなのに滑らかさを感じないか? これは推測ですが、
- ミドルスペックのSoCのせいでそもそもの操作感が劣るためリフレッシュレートの変化に気づきにくい
- MI UIの影響
かなと考えています。
今まで高リフレッシュレートが採用されるスマホはハイエンドスマホに多かったです。高性能なSoC搭載で操作感が良い上でリフレッシュレートを上げることで、より操作感が良く感じるということです。一方ミドルスペックのSoC搭載のスマホだと重めのサイトや重めのゲーム画面をスクロールしたときにカクツキがあるかもしれません。そういう場面では高リフレッシュレートでも滑らかさを感じにくいのは当然でしょう。
そもそもミドルスペックスマホでは高リフレッシュレート感じにくいということです。
これに加えて重めのOS「MI UI」を搭載しているRedmi Note 10 Pro。よって同スペック帯のAQUOS sense4 plusより操作感が重めなので、より高リフレッシュレートを感じにくいという構造になっているのだと思います。正直120Hzのリフレッシュレートを目的にRedmi Note 10 Pro購入を考えている人は相当高リフレッシュレートに敏感な人だけにしておいたほうが良いと思います。
まとめ
Redmi Note 10 Proをおすすめできる人とできない人をまとめると、
- おサイフケータイ機能がいらない人(現金決済&コード決済派)
- 有機ELと液晶の違いがわかる人
- 高リフレッシュレートを体験したい人
- 高性能なカメラが欲しい人
- Xiaomi独自機能が欲しい人
- ガジェット好きな人
- 電池持ちが良いスマホが欲しい人
- おサイフケータイ機能が必須な人
- 液晶と有機ELの違いがわからない人
- お風呂でスマホを使いたい人(生活防水程度しかない)
- 通知ランプがいる人
- タスクキルが困る人
- カスタマイズされていないピュアなAndroidが好きな人
- リフレッシュレートの違いがわからない人
という感じです。
色々書きましたが、Redmi Note 10 Proはおサイフケータイ機能非対応以外は価格から考えて完璧なスペックを誇っていると思います。4万円以下のスマホでは最高峰の性能を誇っているので、おサイフケータイ機能のことをクリアできる人はRedmi Note 10 Proはおすすめです。カメラ性能も最高です。
コスパ最強スマホをお探しならRedmi Note 10 Proですよ。
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- OCNモバイルONE →5/11の11時からセール価格10,300円~
- BIGLOBE →ポイント還元で実質12,689円!
- IIJmio →NMP限定特価19,800円(05/31まで)! 毎日10時頃再販売予定なので要チェック!